- ホワイトニングをすると歯が痛くなります。
- ホワイトニングをして痛いと感じるのは知覚過敏が起きているからです。
歯の神経の外側には象牙質という組織があり、象牙質はエナメル質に守られています。
健康な歯であれば、刺激は象牙質に伝わりにくいのですが、エナメル質に傷があったり歯茎が下がっていたりすると、冷たいものの刺激が象牙質の象牙細管を通って歯の神経に伝わり痛いと感じます。
ホワイトニングして痛いと感じるのは、ほとんどが一時的なもので、問題がなければ1~2日で自然に痛みは解消します。
- 健康な歯とは芸能人みたいに真っ白な歯ですか?
- 健康な歯は、自然な黄色みがかった白といわれています。
歯には象牙質という黄ばんだ部分があり、その上を半透明のエナメル質が覆っているで真っ白ではありません。
ホワイトニングやセラミックのかぶせ物することにより現在より白くすることができます。
- ホワイトニングに何度も通ったり、家で長時間するのが面倒です。
一度で白くする方法はありますか?
- 濃度の高いホワイトニング剤を長時間使用すれば、一度でかなり白くすることも可能ですが、濃度の濃い薬剤を使えば必ず歯にダメージが残ります。
施術中も疼痛が走るため痛み止めの服用が欠かせなくなるので、あくまでも健康な歯の状態で白くしていくことが大事だと考えております。
- 市販の歯磨き粉で白くすることは可能ですか?
- ほとんどの歯磨き粉には研磨剤が入っているので、歯の表面の汚れを落としたり、ホワイトニングで白くなった歯の維持には役立ちます。
しかし、「ホワイトニング=白くする」という効果は期待できません。
決定的なホワイトニング効果を持つ薬剤は「過酸化水素」および「過酸化水素尿素」の2種類だけだからです。
これらの薬剤の市販は、薬事法で禁じられており、歯科医院でしか扱うことができません。
- どんな歯でもホワイトニングできますか?
- ホワイトニングは自分の歯のみ可能です。
ホワイトニングでつめ物やかぶせ物、差し歯の色を変えることはできない為、ホワイトニング終了後に色の差がでてしまうこともあります。
また、虫歯や歯周病、知覚過敏などがある場合にはそれらを治療した後にホワイトニングを行った方がよい場合もあります。
ホワイトニングは健康な方であれば年齢、性別は関係ありませんが、原則として18歳未満の方や妊娠中および授乳中の方はできません。また、金属のつめ物による着色やお薬による変色の場合は充分な効果が期待できない場合があります。
- 誰でもホワイトニングできますか?
- 原則として18歳未満の方や妊娠中および授乳中の方は、精神面や肉体面が不安定なこの時期を避けた方が良いと言われています。
無カタラーゼ症の方も、過酸化水素を分解する酵素を持っていないため、ホワイトニングすることができません。
- 歯の神経のない歯でも白くすることはできますか?
- ある程度白くすることはできます。しかし、神経のある歯ほど白くはなりません。
神経のない歯の裏側から穴を開けて、そこにホワイトニング剤を流し込む方法(ウィーキングブリーチ)がありますが、歯がもろくなるためおすすめはしていません。
神経の無い歯をどうしても白くしたい場合は、セラミックなどの人工の歯を入れることをおすすめします。
- 歯の表面に白い斑点があるのですが、ホワイトニングをすることによって消えますか?
- ホワイトニングの場合、白い斑点のところもそうでないところも同じように白くなるので、白さが目立ってくることがあります。
白い斑点は消えないので、ホワイトニング後も気になるようであれば歯を削って白いプラスチックの材料をつめるか、MIペーストという歯磨き粉を使用しミネラルパックをすることをおすすめします。
- 先天的な変色によって縞模様のようなものができているのですが、ホワイトニングで白くなりますか?
- 先天的な変色はホワイトニングによって効果はありますが、縞模様はホワイトニングによって消えることはありません。
- ホワイトニングとクリーニングの違いは何ですか?
- クリーニングは歯の表面についた色素・ヤニ(ステイン)を取り除き、歯本来の色に戻します。ホワイトニングは自分の本来の色より更に白くしたいときに歯の内側から白くする方法です。
- ホワイトニングってなんですか?
- 歯のクリーニングしてもきれいにならない、歯の中の着色している部分の表面にホワイトニング剤をおくことで削ることなく歯を白くしていく歯の漂白方法です。
マニュキアのように歯の表面に色を塗るわけではなく不自然な感じもありません。
- ホワイトニングの原理は?
- ホワイトニング剤は主成分として含まれる過酸化水素や過酸化尿素は、特殊な光をあてて活性化させると酸素と水に分解します。
この時に発する酸素が、有機質である歯の着色物を無色透明に分解します。
エナメル質の色は白色ではなく、半透明で下層にある象牙質の色は黄ばみがかっているため、エナメル質の色素を無色透明にしても、黄色い象牙質の色が透けて見えることになるので、歯は白く見えません。
歯を白く見せるためには、曇りガラスのようなマスキング効果が必要です。
エナメル質は無数のエナメル小柱が束になってできており、ホワイトニング剤から発生した酸素がエナメル小柱の構造を角状から球に変化させることで、球状となったエナメル小柱表面に光が反射して、曇りガラスのようなマスキング効果を得ることができ、歯が白く見えるのです。
- ホワイトニングは歯や体に悪影響はないの?
- 全くと言っていいほど問題はありません。
ホワイトニングの基剤である過酸化水素は、米国食品医療薬品局(FDA)でも成分の安全性を保障しており、ホワイトニング剤自体はその安全性をADA(米国歯科医師会)が認めています。(すべてのマークがADAマークではありません)
日本では、各歯学部、歯科大学の研究室でもホワイトニング剤についての研究が行われており、多くの歯科研究室では論文も多数出されていますが、歯のホワイトニング剤の安全性が保証されています。
- 結婚式に向けてホワイトニングしたいのですが、期間や予算はどのくらいかかりますか?
- 時間をかけずに一気に白くすることもできますが、しっかりと色戻りを防ぐためには3ヶ月くらいの期間が必要になります。
3ヶ月くらい前にホワイトニングを行うとかなり白くなりますのでお勧めです。
金額は人によって回数なども変わってくる為、あくまでも目安とはなりますが、50,000円以内では行えると思います。歯の色の濃さは一人一人違うのでお客様に合った施術をさせていただきます。まずはご相談ください。
- 健康な歯ではどのくらいの色が平均ですか?
- 日本人の平均はA3と言われていますが、一本一本歯の色は違うので全て同じ色であることはないです。当院は最初に歯の色もチェックさせていただいてます。
- 家でするホームホワイトニングはいつやるのがおすすめですか?
- 基本的には30分~2時間での装着をお勧めしています。朝の通勤時間やお風呂に入る時が一番良いかと思いますが、お客様の生活に合った時間を一緒に探していきましょう。